今週からはスカイライン生活引き続きエンジン関係のお話を、、、
RB26エンジンのチューニングで一番最初に考えられるのはブーストアップ
ターボエンジンのチューニングでは一番最初に思いつく内容で手っ取り早く効果もあげられる
やり方によってはエンジン内部をいじる必要もないのでお手上がるかつ高パフォーマンスを生む奥深いチューニングメニューの一つ
前回タービンの話をしたけれども
過給、空気を圧縮することでより多くの力を得られる
これの原理は空気が入れれるではなく酸素を多く入れれて燃焼にいかせるのが一番の理由になる
しかし圧縮することで一つ問題が発生する
圧縮することで粒子が擦れ合い熱が発生し膨張して空気密度が低くなる
ちょっと小難しいことを言ってみたけれども
要は過給して熱を持ち体積が上がって思ったより酸素を入れれなくなることになる
逆の現象で冬の寒い日にNAエンジンがなんか調子がいい気がしたり若干パンチが効いていたりする時があると思うけれどもこれは吸気温度が低くなって密度が濃い時に感じる現象になる
ただでさえ環境に影響されやすい吸気温度に圧縮することで管理ができなくなる
そこでターボには必須になるアイテムとしてインタークラーがある
クマのGTーRのインタークーラーはACR製に交換されていれる
過給した空気を一定量に冷やして安定した温度で燃焼させるターボ車には必須のアイテムになる
基本構造はラジエターと同じになる
加給された空気は150℃以上に上がり空気(酸素)の管理などができなくなる
そのため走行風を利用して冷やして使う
ブースト圧を上げることでパワーを安易にあげれるけれども入っている空気の温度(密度)で燃料の量も、点火のタイミングも変わっていくのでターボ制御では重要で一番のキモになる
お手軽チューニングで
ブーストアップ、ECUプログラムの変更、交換でパワーをあげる
エンジンが頑丈なRB26エンジンならではといえばならではだけれども
抑えるところは抑えないと壊れやすいダメなチューニングになる
基本ニスモエアロが装着されている
純正の雰囲気を残しながら冷却を助けるダクトになる正面の顔が格好良いのもBNR32の特徴かな
ちなみに空気と燃料のお話で言うなら
よくA/F(エアー/燃料)比の話をしているが理想空燃比を14.7という割合がある
これはクリーンな排気ガスを出す理想の空気割合で爆発燃焼の理想ではない
排気ガスを綺麗にするために触媒をつけているが
燃料が濃い場合NOx(窒素化合物)の排出が少なくなるがCO、HC(燃料)成分が多くでる
燃料が薄い場合はCO、HCが少なく輩出NOxの量が増える
このCO、HC、NOxの割合が一番低い位置で燃焼する割合が14.7と言う数字になる
現在ターボは過給リーンバーンが支流になっている
燃料を局所的噴射して燃焼させることでシリンダー内の燃料比をリーン(薄く)にして出力と燃費を上げる技術
ディーゼルエンジンから来ている技術になる
燃料を薄くすることで酸素量も多くなり燃焼のエネルギーは上がるけれどもノッキングやデトネーションが発生しエンジン内部が破損する
今はエンジンの部品の材質、点火プラグ、燃料の噴霧技術など色々と改良されてどんどん薄く燃焼を行えるようになってきたけれどもこの時代のエンジンは安全を見越して濃いめのセッティングになっているノッキングとデトネーション対策で
クマはフロントのダクトだけではなくボンネットも熱対策を行っている
発熱量が多いRBエンジン少しでも空気を流して冷やせるかなと思い導入
水温が2〜3℃は減ったかな?
ラジエターも3層の強化品を入れているがやはり熱問題は気になるところ
純正のアルミボンネットはもちろん取ってあるしいつかは全塗装の際には戻したい